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JAF Mate 2004/6 P.53
なぜ?どうして? クルマ生活 Q & A 車や道路に関する疑問・質問にお答えします。…………から引用


4月号「導流帯を走る車との事故」の補足説明

 4月号の「クルマの法律」について、読者の方から多くの質問や意見をいただきました。その中の代表的なものにお答えします。

Q1 導流帯の通行はルール違反にあたるので、過失相殺の割合がもっと高くなるのでは?
 導流帯は交通を安全かつ円滑に誘導するために設けられているものですが、左図の「立入禁止部分」とは異なり、通行した際の禁止条項や罰則はありません。そのためか道路によっては、導流帯を走行する車も見受けられます。そこで、導流帯を通行した車に対する過失は、通常より10〜20%増しが妥当と考えられています。


Q2 誌面を読むと、導流帯を走ってもよいと感じましたが…。
 4月号の記事は、決して導流帯を走ることを勧めるものではなく、たとえ導流帯を走行した車との事故であっても、進路を変更した事の責任が小さくない点を紹介する目的で掲載しました。
 そこで、改めて導流帯の目的を認識して、右折待ちの車列が導流帯まで延びているような場合を除いて、導流帯には進入しないことが大切です。