● Gibson L-4 [ S/N : A-11245 ]
私が参加させて貰ってる地元のフルバン(CSS)のベースの方から、暫く借りられる事になった。
ここ4,5年は納屋で眠っていたそうだ。
かなり古めのギブソンのフルアコ。
カッタウェイもなし。
写真でしかみた事ないぞ。
で、程度もあまり良くないので、ピックアップを付けるもよし、煮るなり焼くなりお好きにど〜ぞ〜って言われた…(^-^;
ラベルを見る限り『L-4』というモデルでシリアルナンバが『A-11245』だ。
ギブソンのHPからダウンロードした資料(GibsonAcoustics.pdf)で『L-4』ってモデルを確認すると…
L-4 - arched carved spruce top, oval soundhole, wooden inlay rosette, raised tortoise pickguard, bound soundhole/body, maple back/sides, mahogany neck, 12/20 fret bound ebony pointed fingerboard with pearl dot inlay,ebony bridge/trapeze tailpiece with black pins, bound blackface peghead with pearl logo inlay, 3 per side tuners with buttons. Available in Black finish. Mfd. 1912 to 1956. |
トップはスプルースで…えっ?…オーバルサウンドホール…ちゃうやんっ!
よう分からん。
もう一つの資料(GibsonElectrics.pdf)で『L-4』ってモデルを確認すると…『L-4』はない。
ま、ええか。
次はシリアルを資料(GibsonSERIALNUMBERS.pdf)で『A-11245』調べると…
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1952年製?
なかなかの年代物だ。
では、この怪しい Gibson L-4 を詳しく見てみよ〜
↑ロゴが古い… |
↑ペグは綺麗…交換してそ |
↑マホ |
↑細くて低いフレット |
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↑ピックアップを外した痕が痛々しい |
↑サイドのこの筋は何? |
↑トグルスイッチが付いてた穴を塞いだ? って事はピックアップ2つ付いてたの? |
↑ブリッジはかなり怪しい…調整痕? |
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↑布?テープが間隔をおいて貼ってある… 何の為? |
↑このラベルが本物なら、1952年製 |
↑何これ…こういう工法があるのか? 素材も良く分からん… |
↑アースを取ってるのか 銅板(?)が挟まれてる |
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↑う〜ん…トップ落ち… |
↑ボリュームとトーンを取った痕 やっぱり、ピックアップが2つ付いてたみたい |
↑裏は綺麗 |
↑それなりに傷/クラック有り |
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↑こっち側のサイドは比較的綺麗 |
↑ほんま、この筋は何やろ… |
↑トップの状態はかなり悪い |
↑fホール廻りも傷がいっぱい |
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↑全く輝かないテールピース |
↑この辺も傷だらけ |
↑テールピース裏のクッション(?)は後付? |
↑それなり… |
1ボリューム、1トーン、そしてジャックが有り、アースまで取ってるようだが、ピックアップ/マイクの類がない。
依って、生音しかでまへん。
なので、メインで使ってる Ibanez JP20 と生音対決っ!
Ibanez JP20 | Gibson L-4 |
左ch. 弦はそろそろ替えなあかん頃…(^-^; |
右ch 弦はもう何年張りっぱなしなのか…(^-^;; |
[Sound]
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マイクはいつもの安物コンデンサ(AIWA CM-S1)で録音。
ドライだと少々厳しいので、リバーブをかけたけど、後はボリュームの調整だけで、音色は全くいじってない。
弾いてて感じたのは、音量はL-4の方がでかい。
L-4の方は、バサバサ良く鳴るってイメージだ。
トップ落ちは確かに気になるけど、55歳にもなるんだから、この位の落ち方で落ち着いてるんやろか…
フルバンの刻みには充分使えそっ!