Home > Guitar & DTM

捩れネック

捩れ国会は悪い事ばかりじゃない…とは思う…が…
捩れたネックは悪い事ばかりだ。
去年、ネックに疑いのあったAS200の試作機(どう見てもJSM100(ジョンスコモデル)の亜種だが)を廉価で手に入れた。
ビビリが酷くなったというか、弦高を上げないと何か音が変な感じになった。
で、ふと、ギターを真上から見下ろした。
うっ……
# 言葉にならない。


目視で捩れてる…_| ̄|○

←左の画像は、上が元の画像、下が捩れを分かりやすくするために線を描き足した。

マゼンダ:ボディトップの水平線(バインディング基準)
黄色:ヘッドの水平線

2つの水平線が平行じゃないって事は、その間にあるネックが捩れてるの意。

ここまであからさまだと、さすがにショックでござる…(ToT)

で、右の画像→
これは、購入当初に撮ってた画像。
黄色の矢印が指している、ボディとヘッドの間の距離を見てもらうと分かるが
『お前は既に捩れているぅ!』状態。
今程では無いにしろ、確実に捩れていた。
ま、憧れのAS200だったから「痘痕も笑窪」状態だったことは否めない…













しかし、捩れてしまった物は仕方が無い。
リペアしなきゃ。
で、近所の『GUITAR LAB』に持っていった。
このギターをザっと見て『捩れてますね〜』だ…(-_-メ
わかってるよ…
わかってるから持って来たんじゃん…って言いたかったけどやめといた。(大人だから)
けど、その後に元気付けられた。
『もっと酷い捩れのギターもありますけど、皆さん調整して大事に弾かれてますよ〜』
おっ心強いっ!
で、3週間程の入院となった。

その間、他のリペアマンにもこの画像を見てもらった。
こちらでは辛口のコメントをいただいた。

『見事に捩れてますね。
でも、これは良くある症状です。
見てのとおり太いゲージ側が起き上がってきています。
原因は、根本的な設計ミスに加えて、素材、その他の要因が重なった結果だと思います。
ヘッド角とネックの仕込み角が無理のある数値になってると思われます。
恐らく、弦に近いところで水平方向にテンションバランスが集中している筈です。
しかも、強度面だけでなく、ギターの鳴り自体にも大きく影響しています。
最近ギターは、既存のギターを元にちょっと意匠を変えるだけという設計で、元のギターのデメリットも引き継いでいます。』

詳しいところは理解できない箇所もあるが、行間を読むと…

・本家の335のネックは捩れに弱い。
・AS200はネックがより薄いのでそのデメリットが大きく出る。
・AS200だけでなくネック廻りが同様な構造のIbanezは全滅。(AR,AM等々)

…って感じかな。
ヤバイやんっ!

ま、ゲンナリしながらも、AS200 (Neck Twister) が退院してきた。
治療は、ロッドの調整 & フレットの摺り合わせ だった。
弦高も人並みに下げていただいた。
多少違和感はあるものの、今んとこ普通…かな?


またAS200が欲しい病が出てきた。
# ネックが捩れてないやつね。
でも、最近AS200は異常なまでの高値だ。
程度のいいAS200は平気で25万超の値札も付いてるようだ。
私の値踏みだと12万〜15万程度の価値だと思っている。
あとの差額は、バブル。
そうそう、335もバブル。
この2つのバブルははじけそうもない…

で、最近、気になっているギターがある。

島村楽器
HISTORY
GH-FF
島村楽器
HISTORY
GH-FF2
フジゲン
CustomShop Model
GF FH6CFS


材が違ったりパーツが違ったりしてるんだけど、どれもフジゲン製のフルアコっ!
これでフルアコよっ!
かっちょ良いっ!
弾いてみたいっ!
でも、試奏したら買っちゃいそうなのが怖い…
# 車といっしょ。

でも、弾きに行ってみるかなぁ…