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GRECO GOII 700 (H794401) 購入 & トレモロ固定

1980年4月、高校入学のお祝いに、生まれて始めてのエレキギターとアンプを父親に買ってもらった。
アンプはJuggBoxで正にその固体を今でも使用している。
しかし、エレキギターの方は、1年弾かずに売ってしまった。
入学祝に買ってもらったのは、『GRECO GOII 700』というモデルで、ストラトッぽいスタイル、スルーネック、ハムバッキングだった。
しかし、高一の頃からフルバンで刻んだり、バンドではカシオペア、高中、ネイティブサン等をやっていたので、すぐにセミアコやレスポールが欲しくなってしまったのだ。
ちょうど、自分のGOII 700 を買いたいという友人と、GRECOのEGF-850を売りたいという友人が現れたので、即GOIIを売って、EGF-850を買った。
なんと、同額の取引だった…わらしべ長者?(^-^;
あれから、約四半世紀の時が流れ、また、あのギター(GOII 700)を手に入れたくなった。
デジマートや、ヤフオクを見てても、あのギターと同じ仕様の物がなかなか出てこない。
一度見つけたのだが、即売れてしまった。
次は絶対(きっと)買おう!って決心。
それから1年、ようやくヤフオクで見つけた。

まさに、この仕様だ。
色はナチュラル、指板はメイプル。
出張先で、仕事もテンパっていたが、背に腹は変えられない。
\20,000-から始まって、いくらまで行くかと思ったが、\22,000-で落札できた。
ほんとに\22,000-の価値があるかと聞かれれば…はっきり言って『ないっ!』、でも思い入れがあるモデルなんだから、しゃあないやん。
我が家に、GOII 700が来た。
状態は良さそう(思ったより綺麗)だが、結構弾いてるみたいでフレットがかなり減ってる。
もうちょっと手入れして、使ってみて、場合によってはフレット打ち替えも考えてみよう。
張ってある弦は、ベロベロに細いし、オクターブピッチも出鱈目…(^-^;
で、弦をいつものに張り替えて、オクターブピッチも調整して…ちゃんと弾けるやんっ!<ちょっと嬉しい

し・か・し、四半世紀前も大嫌いな点が一つあった。
トレモロユニットだ。

『T.S.ビブラート』という名称のようだ。
これが、完全にフローティング状態なのだ。
手でそっとブリッジをさするだけで、ビブラートをかけられる(かかっちゃう)。
アームを使うなんて大それた行動にでれば、その時点でチューニングは…はい、それまでよっ!
もう、ほんとに無用の長物だ。
構造もオリジナリティに溢れていて、コイルばねを圧縮(コンプレッション)する事でフローティング状態を保っている。
当時としては珍しかったんじゃなかろうか。
ストラトとかフロイドローズは引っ張る(テンション)する方向だよね。
高校生の時も、このトレモロ(T.S.ビブラート)を固定して使っていた。
当時は、このコイルばねの代わりに、短めのスライドバーを入れていた…なんといい加減な…

今回も、以前と同様にこのトレモロ(T.S.ビブラート)を固定する事にした。
スーパービバホームにて、適当にそれらしき材料を買ってきた。

左端が、実際にトレモロ(T.S.ビブラート)に使用されているコイルばねだ。
直径は20mm程度。
金属にするか、木にするか、迷った。
金属だと、綺麗に面で接するようにする事が難しそうなので、加工のしやすさから、木を選んだ。
で、トレモロロックの完成(↓)

微妙に斜めにカットしないと、上手い具合にフィットしないのが思ったより大変だった。
ヤスリとの格闘…(^-^;

完成!
トレモロ(T.S.ビブラート)がロックされた、GRECO GOII 700 っす!

音?
このギターは、音が目的じゃないから、とりあえずはいいの!
でも、ちゃんと使ってみたい気は満々ですっ!

因みに、GRECOに関してこのサイト(http://www.geocities.jp/studiogreco1/)は楽しいです。
是非、GRECOワールドを堪能してください〜っ!