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Jugg Box 060G オーバーホール

Acoustic Image(アコースティックイメージ)』のイメージで自作したギターアンプ『2ウェイギターアンプ』、満足はしているんだけれども、音が太くないというか、パンチが足りないというか、音が前に出てこないというか、なんというか…
ここで25年選手の『Jugg Box 060G』の登場だ。
2005年の2月にヨネザワ楽器に修理してもらった。
以来、部屋の中でのみ使っていたんだけれども、また、調子が悪くなった。
で、ちゃんとオーバーホールする事にした。
当然自分でやってみようかとも思ったが、真空管ってのが良く分からん、バイアス調整とか…
色々ググってたら、良さそうなサイトを発見っ!<『林クラフト
場所は埼玉県の川口市、持って行くか宅急便で送るか…
サイトを良く見たら、千葉はいくつかの楽器屋を通して修理に出せる。
一度は行ってみたいと思ってた船橋の『Guitar LAB(ギターラブ)』も通せるみたい。
ご近所なので、梱包せずに車で持ち込めばOKっ!
早速、Jugg Box を持ち込んだ。
『Guitar LAB』から『林クラフト』に転送されて、見積りが上がって来るのに約1ヶ月。
(もチョット早くならんかなぁ…)
『林クラフト』はこのJugg Box の実力をこう評価しているようだ。

Jugg Box 060G の 実力(?)
1 リバーブの効きが悪い。
2 ゲインやボリュームのセット位置で更にリバーブの効きが悪くなる。
3 場合によっては、リバーブ音が消える場合もある。
4 上記リバーブの問題は、故障ではなく設計上の問題。
5 フェンダーのような良質のリバーブ音は出ない。
6 3ボリュームだが、今時のハイゲインアンプと違いあまり歪まない。
7 ボリューム1及び2の両方を上げた時のノイズが今時のアンプと比べると大きい。

1と2は、高校生の時から実感済み。
3は、ちょっと不明。
4は、そうでしょう。
5は、しゃあないかな…
6と7、は問題なし。だって歪ませませんからっ!インプットも2しか使わんしねっ!

で、アンプの状態は…というと、
1本の6L6が真っ白で空気管になってる!?
ラージスペースの6L6を使用するところをスモールスペースの6L6(プラスチックの土台が小さい)を使用した為、クリップがガラスに当たりひび割れて空気が入ったみたいです。
シャシ内も古いままで一度も部品を交換していないのでオーバーホールをした方が良いとの事。

で、オーバホールの見積り額が \52,500- 也。
はっきり言って安くない。
でも、思い入れのあるアンプやし、これでまた元気に使えるのなら…
修理お願いしますっ!>『林クラフト』御中


待つこと、更に1ヶ月。

上がってきました。
蘇った Jugg Box 060G。

裏及び、中はこんな感じ。
真空管、新しくなってます。

シャシの中はこんな感じ(オーバホール前も撮っときゃ良かった…)。

今回のオーバホールで外された部品郡。
左画像の上の真空管が空気管になってたやつ
右画像はコンデンサやら、ジャックやら…



ちゃんと修理報告書(右図)もいただきました。
どの部品を交換したかだけでなく、このアンプのオーバホールの経緯が分かります。
安くは無い価格でしたが、満足しました。
信頼できそうです。<林クラフト
あとは、これからどれ位持つか…か?

で、いつものように、オーバーホール前の音とオーバホール後の音を比較。
条件が同じににし易いように、音色無視で以下のセッティング。
ギター(JP20)のボリュームとトーンは10。
アンプのインプット2にシールドを挿し、ボリューム2と3はともに1。
トレブル、ミドル、ベースは全て10。
リバーブは0。
…で録音。

After Before
左ch.
オーバーホール後
前半:バッキング
後半:ソロ
右ch.
オーバーホール前
前半:ソロ
後半:バッキング
[Sound]

音ちゃうね。
これだけ部品が交換されれば当たり前か。
当然 Before と After のそれぞれのパートを録音したのは2ヶ月程開いてる訳で…、殆ど一発録音な訳で…、うっ…同じネタ弾いてる…(^-^;
まあ、ええか…


じつは、このアンプのスピーカ。

高校の文化祭で貸した先輩に飛ばされて、無印良品(悪品)と交換されている。
なので、ちゃんとしたスピーカを入れたくなった。
候補は…

CELESTION セレッション Vintage30 仕様 サウンドハウスの売り場
JENSEN ジェンセン C12K 仕様 サウンドハウスの売り場
ELECTRO VOICE エレボ EVM12L 仕様 サウンドハウスの売り場

さ、ど〜する?>自分