Home > Guitar & DTM

生ギター拡声装置(Acoustic Guitar Public Address System)

最近、フルバンで『よつぎり』する時、借り物の Gibson L-4 を生音勝負で鳴らしてる。
生音は確かにエエ感じなんだが、やはり気合を入れないといけない。
はっきり言って疲れる…(^-^;
で、大きな音は必要ないけど、ちょっと後押ししてもらう為に電気の力を借りる事にした。
電気の力を借りて拡声するといっても、L-4にピックアップを付けるとか、ピエゾを付けるとかはしない。
ピックギターの音を拡声するにはマイクで音を拾うというのが一番という結論には達してるからだ。
マイクには、『SHURE SM11』を選んだ。
なぜ、コンデンサマイクじゃなく、ダイナミックか…
コンデンサって扱いがデリケートっぽいし、ファンタム電源どうするか…って理由っす…(^-^;
じゃ、なんで『SM11』かってぇと、小さそうで、ギターに付けやすそうだったから。
それに、SHURE買っとけば間違いないかなって。

ピックガードの裏側に、両面テープでアルミの薄い板を貼り付け、そのアルミの板に SM11 を取り付けた。
アルミ板をいい加減に(良い加減に)に手で曲げてマイクの向きを決めるのが調子良い。

で、SM11で拾った生ギターの音を拡声する装置だが、以前作った『2ウェイギターアンプ』をモデファイする事にした。
デジタルパワーアンプ(RSDA202)やスピーカ(FE167E&10W150)、エンクロージャはそのままで、アンプシミュレータをやめてマイクプリを載せる事にした。
ヤフオクでお手頃なマイクプリアンプを見つけた。
BOSS の RPQ-10 ってやつで、マイクプリ+2バンドのパラメトリックEQ だ。

パラメトリックイコライザが結構便利で、このエンクロージャが持つ特有の周波数の盛り上がりを誤魔化せたっ!
ま、文字で幾ら書いても音は伝わらないので、例によって音サンプルを録音してみた。

●左ch.
Gibson L-4 ⇒ SHURE SM11 ⇒ BOSS RPQ-10 ⇒ RSDA202 ⇒ 2ウェイスピーカ を安物コンデンサマイク(AIWA CM-S1)で録音

●右ch.
Ibanez AS200 Sample 2005 ⇒ Jugg Box Stuff 060G を安物コンデンサマイク(AIWA CM-S1)で録音

Gibson L-4
Acoustic Guitar PA System
Ibanez AS200 Sample
Jugg Box stuff 060G

ギター:Gibson L-4 1952
ピック:べっ甲(喜多川
弦:D'Addario ECG25
マイク:SHURE SM11

ギター:Ibanez AS200 Sample 2005
ピック:べっ甲(喜多川
弦:D'Addario EXL110
ピックアップ:Ibanez SUPER 58

プリアンプ:BOSS RPQ-10
パワーアンプ:RASTEME RADA202
スピーカ:FE167E*2,10W150*1

ギターアンプ:JuggBox stuff 060G
スピーカ:JENSEN P12N-NB
●左ch.
バッキング
ソロ
バッキング
ソロ
●右ch.
ソロ
バッキング
ソロ
バッキング
AcousticGuitarPublicAddressSystem.mp3 (1.22MB)

生ギターっぽく拡声できてると思わない?
確かに、音量は出ない(出せない)けど、『よつぎり』のちょっと後押しには良さげだ。
これで、しゃかりきになって刻まなくても良いかなぁ…