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Xotic X-Blender DRY音比較

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地味なくせに異様に高価なエフェクタ、Xotic X-Blender を実験してみた。
このエフェクタは……(面倒臭いので、メーカ(?)のサイトの説明を参照してくだされ)……というエフェクタだ。

考え方というか、非情に共感できる。
例えばリバーブを掛けたい時、元のギターの音(DRY音)はそのままに、リガーブ成分(WET音)だけを追加したいのが人情だ。
でも、普通のエフェクタだと、元のギターの音をエフェクターに渡して、DRY音+WET音 を受け取る方式だ。
で、不必要にDRY音をエフェクタに渡したくないので、このX-Blenderのようなエフェクタが登場する。

ギターからきた音は、2つに分けられて、一方はそのまま出口へ…(DRY音)
もう一方は、外部のエフェクタにSENDされる。
外部のエフェクタはエフェクタ音(リバーブだとリバーブ成分だけ)をRETURNする(WET音)。
で、先に出口に行ってたDRY音とWET音をブレンドして、アンプへ送るという作戦だ。
良さそでしょ?

良くないのは、価格。
こんなに価格が高くても、このX-Blenderを悪く書く記事が殆どない。
正直、ほんまかいな…って気分だった。

なので、実際に実験してみた。

使用機材は、『Gibson ES-335TD』 ⇒ 『BELDEN8412』 ⇒ 『Bad Cat 2-Tone』 ⇒ 『BELDEN8412』 ⇒ 『Xotic X-Blender』 ⇒ 『BELDEN8412』 ⇒ 『POD XT』

真ん中のチャンネルは、X-Blenderその物を繋がずに、両側がジャックのアダプタを使ってほんとにバイパス。
左のチャンネルは、エフェクター自体は繋ぐんだけれども、エフェクトオフ。
右のチャンネルは、エフェクトオン…でもブレンドのつまみを左に回しきっているのでDRY音のみ。

理想は、3つのチャンネルとも全く同じ音質になる事だ。
ほぼ全てのレビューが絶賛しているし、こんなに高価なんだから、絶対3チャンネルとも同じ音質の筈だ。


左 ch. 中 ch. 右 ch.
Gibson ES-335TD ( V:10 T:10 )

Bad Cat 2-Tone (CH.1 V:9時 T:12時)


エフェクト オフ

ほんとにバイパス

エフェクト オン

POD XT


どう?

中ch.を原音と考えると、左ch.は許容範囲、だけど…右ch.は…
このエフェクタが定価12,800円でC万切る価格で売ってればOKだろうけど…

コストパフォーマンスは×。
なんか、皆、『xotic』って名前だけで誤魔化されてない?

斜に構えすぎか…?
でも、この手のエフェクタってないのよね。
VOCUの Magic BLEND Room と比較したいぞ。
VOCUの方が安いし、2系統のループ持ってるし…

しかし、幾ら『楽器屋で試奏してから買え』って言ったって、店先でいつもと違う環境で欲しい商品目の前にして正しい判断するのは…むつかしいよねぇ…


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